社頭所感
天祖神社宮司 斎藤篤信
東日本大震災と復興への証
– 日本人の高い精神性と道徳性 –
想像を絶する大震災の中で家族を亡くし、家や家財道具を失いながら悲しみをこらえ秩序正しく礼節と感謝を忘れないで、多くの被災者や必死で救援活動に励む人々、さらに国民の節度ある行動が世界の人々から絶賛された記憶は新しい…。
東北だったからこそ、昔の日本人の心が残っていたのだと思います。ろうそくの芯は一番熱い目に遭いながら皆を照らすのです。東北の人達が被害に遭いつつも日本の心を示し、日本国中の人々が明るく照らされたわけだから、日本がもう一度元の姿、当り前の日本に戻るために、私たちは、日本の伝統文化、価値観、つまり日本の国柄を守るために、日本の誇りを取り戻さなければいけません。
大震災をきっかけに一人でも多くの国民がこのことに自覚した時、真の日本の復興と再生が始まるのだと思います。
氏子総代会総会開催
去る五月二十七日氏子総代会総会が開催され、平成二十二年度事業報告、決算報告が行われ、次いで平成二十三年度事業計画案、予算案等の質疑応答があり承認されました。
会議後、新しく氏子総代に就任された髙須みちよ様(二葉三丁目)に委嘱状の伝達がありました。
平成二十三年度例大祭執行に当って
来る七月二十二日氏子総代会議を開催し今年度の例大祭予算案等につき協議いたします。
日程はすでに総会で下記の通り決定されています。
九月十六日午後九時 みこしみたまうつし
十七、十八日午後七時 奉納演芸大会
十八日午前十一時 祭典執行
十八日午後七時 浦安の舞
今年は連合渡御が執り行われます。
円満な人格者
円満な人格者は、確固たる信念と心構えを持っている人です。円満な人格者となるまでに、大変な人生の苦難と戦って、それを乗り越えて来ているからです。
夏越大祓神事斎行
六月三十日六時より氏子総代各位のご参列のもと夏越大祓の祭儀が厳修されます。
大祓の意義は誰もが知らざるうちに犯してしまった精神的な罪穢れを清め、清々しく神様の力を受け入れられる状態に戻す「お祓い」です。
当日は、氏子の皆様から集められた形代(人形)をもとに夏越の祓いの行事が行われます。
水無月(みなづき)の夏越(なごし)の祓する人は千歳の命のぶというなり
よみ人知らず
月 次 祭
毎月一日午前七時より、その月の氏子の皆様の家内安全を祈る月次祭を行っております。当日は御神前にて宮司が祭儀を厳修し、参列者一同で「大祓詞」を奉唱し、玉串を捧げます。式典後社務所において「朝粥」を食し歓談いたします。
五月一日に参列なさった方々のご芳名
- 草柳洋一様
- 森田元治様
- 矢羽直公様
- 金子省太郎様
- 柵木ヒサ様
- 高須みちよ様
- 井渕良子様
六月一日に参列なさった方々のご芳名
- 草柳洋一様
- 矢羽直公様
- 金子省太郎様
- 柵木ヒサ様
- 高須みちよ様
- 井渕良子様
訃報
天祖神社氏子総代 加地 弘様には、病気療養中の処六月九日ご逝去なされました。茲に謹んで哀悼の意を表しご冥福をお祈り申し上げます。
加地様は、平素敬神の念厚く、氏子総代として永年にわたり神社の維持運営に多大な貢献をなされました。
加地様には建設業を営まれ、平成十年には天祖神社ご本殿のご造営に当たられ、更には平成十五年には社務所建設、参道の敷設、並び玉垣建立等、立派に成遂げられ、そのご功績は大なるものがあります。
氏神様はいつもあなたをご加護しておられます
生命の言葉
七月
習ひつつ 見てこそ習へ 習わずに
善悪いうは 愚かなりけれ
千利休
すべての勉強は人から教えられたことをまず習い、人の振りを見て確かめ、さらに自分でやってみて身につけていくものです。それを人から教えられることなく、善悪を言うのは、馬鹿なことなのです。
(せんのりきゅう)
一五二二~一五九一年。境の茶人、十七歳で茶道に志し、長じて信長、秀吉に親交したが、最期は秀吉の怒りに触れ切腹を命じられた。
この言葉は茶道の精神を説いたものであったが、世の中の全般の道についても同じ道理が含まれております。
何も習いもせずに良いやら悪いやら批評をすることは、無駄なことでしかありません。とやかく口で言うよりも自らの学習と実践が何より大切なのだと言うことです。
感謝の心が人生を明るくする
毎日の生活の中で恵まれていること、有難いことを見つけ出し、感謝し、お礼を言いながら生活する習慣をつけましょう。
よい言葉や明るい言葉によって明るく楽しい人生を作り出して行きましょう。
荏原消防団第四分団
ポンプ操法競技大会で準優勝
去る六月十二日(日)に行なわれたポンプ操法競技大会に於いて荏原消防団第四分団(分団長 伯耆原雄治様)は、今年もめでたく準優勝の栄に欲しました。
四月より神社前路上で練習を重ね、貴団のご精進のたまものと存じております。謹んで祝意を表します。
宮司
老いの基本は「自立」と「自律」
老人が健康で暮らす秘訣は、生きがいを持つことです。つまり目的を持って生活をたのしむことです。
若者であろうと老人であろうと目標がなかったら生きてはいけないのではないでしょうか…。私達は「何をしてもらおうか」ではなく「何ができるか」を考えるべきなのです。
人生最後の時間を縁ある人々と「喜びを分かち合い、その喜びを見つけること」これは、ほんものの幸福を得ることなのだと思います。
老人であることは、孤独に耐えることであります。食べ過ぎず、飲み過ぎず、一人の時間を大切に過ごすことなのだと思います。
各地区敬老クラブ境内清掃に感謝
毎月十日各地区老人クラブの方々による境内清掃奉仕が行われております。今月も各地区より皆様が集まり境内清掃奉仕をなさって下さいました。誠に有難うございます
五月十日奉仕の方々のご芳名
- 市川 栄三様
- 長倉 康子様
- 斉間 良江様
- 相澤いつ子様
- 立島 雅子様
- 橋本 妙子様
- 小島 幸子様
- 中村タミ子様
- 桜井テル子様
- 川島美代子様
六月十日奉仕の方々のご芳名
- 阿部イキ子様
- 佐野 繁子様
- 杉本登久江様
- 正田 アヤ様
- 酒井レイ子様
- 角木千鶴子様
- 大谷はま子様
- 中村タミ子様
- 森下とよ子様
- 岩井 博子様