社頭所感
天祖神社宮司 斎藤篤信
- 新 嘗 祭 –
今年も連日三十度を越す猛暑でしたが、稲作はどうにか順調に育ち豊作でした。誠に有難いことです。その新穀を神様にお供えし、神恩に感謝申し上げ、その収穫を喜びあうのが新嘗祭です。
古事記によりますと、天照大御神様がこの世に稲作を奨められ、人間の食して生くべきものとして稲の種を賜わったと記述されていますが、私たちの先祖が稲作を始めてから毎年全国の各神社でこの新嘗祭は執り行われております。宮中においても天皇様御自ら水田に田植をなされ刈り取られた新穀を神嘉殿にお供えになり御自らも斎ひ慎みて食されるのです。
イネは生命の根とも言われるように神々の「むすひ」(天地万物を生成発展させる霊的なはたらき)の力によって作られ大生命力の根元であります。そのために古くより稲が穀霊として信仰の対象になっているのです。これは世界の各地にもみられます。
特に我国では、どんな祭祀にも米や稲を神饌として必ずお供えいたします。またそれを直会といって私達が頂き神様からの賜ったものとして感謝申し上げるのであります。当社では十一月二十三日午前十一時より氏子総代ご参列により新嘗祭の式典が執り行われます。
教育勅語渙発百二十周年記念
東京都神社関係者大会を開催
十月十三日?明治神宮会館に於いて「教育勅語渙発百二十周年記念、平成二十二年度東京都神社関係者大会」が開催されました。
当日は当社氏子を代表して、草柳洋一会長、高橋友一名誉総代様、当社禰宜 斉藤泰之が参加いたしました。
式典では、敬神崇祖の誓いの喝和があり、第二部の記念講演では、神社本庁 嶋津宜史課長様による「教育勅語について」の講話がありました。
教 育 勅 語
朕惟ふに我が皇祖皇宗國を肇むること宏遠に德を樹つること深厚なり、
我が臣民克く忠に克く孝に億兆心を一にして世世厥の美を濟せるは此れ我が国体の精華にして教育の淵源亦実に此に存す
爾臣民父母に孝に兄弟に友に夫婦相和し朋友相信じ恭倹己れを持し博愛衆に及ぼし学を修め業を習ひ以て智能を啓発し德器を成就し進で公益を廣め世務を開き常に国憲を重じ国法に遵ひ一旦緩急あれば義勇公に奉し以て天壤無窮の皇運を扶翼すべし是の如きは独り朕が忠良の臣民たるのみならず又以て爾祖先の遺風を顯彰するに足らん
斯の道は実に我が皇祖皇宗の遺訓にして子孫臣民の倶に遵守すべき所之を古今に通して謬らず之を中外に施して悖らず朕爾臣民と倶に拳々服膺して咸其德を一にせんことを庶幾ふ
明治二十三年十月三十日
御名御璽
「教育勅語」の正しい意味
教育勅語は明治二十二年当時、西洋文化の急激な流入によって生じた日本人の心の乱れを正すべく人間としてまた日本人として守るべき道を国民に示されたのであります。戦後、封建的思想や好戦的思想などの理由で社会から排除されて来ましたが、今日当時とはまったく同じ世相を思うと「教育勅語」の正しい意味をもう一度見直す必要を強く感じます。
「教育勅語」意訳(口語文)
国民の皆さん、私たちの祖先は国を建て始めた時から道義道徳を大切にする、という大きな理想を掲げてきました。そして全国民が国家と家庭のために心を合わせて力を尽くし、今日に至るまで見事な成果をあげてくることが出来たのは、わが日本のすぐれた国柄のおかげであり、またわが国の教育の基づくところもここにあるのだと思います。
国民の皆さん、あなたを生み育ててくださった両親に「お父さんお母さん、ありがとう」と感謝しましょう。兄弟のいる人は「一緒にしっかりやろうよ」と仲良く励ましあいましょう。縁あって結ばれた夫婦は「二人で助けあっていこう」といつまでも協力しあいましょう。学校などで交わりをもつ友達とは「お互いわかってるよね」と信じあえるようになりましょう。またもし間違ったことを言ったり行った時はすぐ「ごめんなさい、よく考えてみます」と自ら反省して謙虚にやりなおしましょう。どんなことでも自分ひとりではできないのですから、いつも思いやりの心をもって「みんなにやさしくします」と博愛の輪を広げましょう。
誰でも自分の能力と人格を高めるために学業や鍛錬をするですから、「進んで勉強し努力します」という意気込みで知徳を磨きましょう。さらに一人前の実力を養ったら、それを活かせる職業に就き「喜んでお手伝いします」という気持ちで公=世のため人のため働きましょう。
ふだんは国家の秩序を保つために必要な憲法を尊重し「約束は必ず守ります」と心に誓って、ルールに従いましょう。もし国家の平和と国民の安全が危機に陥るような非常事態に直面したら、愛する祖国や同胞を守るために、それぞれの立場で「勇気を出してがんばります」と覚悟を決め、力を尽くしましょう。
いま述べたようなことは、善良な日本国民として不可欠の心得であると共に、実践に務めるならば皆さんの祖先たちが昔から守り伝えてきた美徳を継承することにもなりましょう。
このような日本人の歩むべき道は、わが皇室の祖先たちが守り伝えてきた教訓とも同じなのです。かのような皇室にとっても国民にとっても「いいもの」は日本の伝統ですから、いつまでも「大事にしていきます。」と心がけて、守り通しましょう。この伝統的な人の道は、昔も今も変わることのない、また海外でも十分通用する普遍的な真理にほかなりません。
そこで私自身も国民の皆さんと一緒に、これらの教えを一生大事に守って高い徳性を保ち続けるため、ここで皆さんに「まず、自分でやってみます」と明言することにより、その実践に務めて手本を示したいと思います。
明治二十三年(一八九〇年)十月三十日
御名
(御実名「睦仁」御璽)
(御印鑑 天皇御璽)
平成二十二年度天祖神社例大祭奉納者ご芳名
(敬称略・受付順)
金一封
- 二葉四丁目町内会
- 二葉三丁目町内会
- 豊町五丁目町内会
- 戸越六丁目町内会
- 豊町六丁目町内会
- 吉村紙業㈱
- SMK㈱
- 光陽産業㈱
- 草柳 洋一
- 高橋 友一
- 松井 清一
- 千葉 雅雄
- 小宮 幸雄
- 根本 忠良
- 小林 政敏
- 上村 和雄
- 森谷 智行
- 太田 明
- 木下 晃一
- 平田 秀樹
- ㈱中村鋼材
- 市原 勝裕
- ㈱丸正
- (有)サンパテオ
- 佐藤 武利
- 川井工務店
- 高橋 由美子
- 石毛 潔
- 温井 賢伸
- 金子 恒治
- 目黒信用金庫
- 昆 良子
- 加地建設㈱
- 青柳 富子
- 本橋 武
- さわやか信用金庫
- 日向 恭
- 鳴島 猛人
- 川島 岸
- 高須 裕次
- 本間自転車店
- 川島 忠雄
- 土屋 冨美子
- 山田 寿雄
- (有)宏恵塗装
- 矢羽 直公
- 鳶桜井組
- 平沢 晴雄
- 伊藤 勝彦
- 幸田 興志郎
- 荏原町 金子葬祭
- 青木 雪子
- 大沼 滝見
- 森田 元治
- 鈴木 吉和
- 御菓子司 越路
- 眞川 功四朗
- 市川 和子
- 栗原 功明
- 高砂湯
- 平澤 眞
- 桜井 卓
- 鳥居 啓子
- 蛭間 勲
- 粋心会
- 内村 光子
- 相川 楽繭
- 尾下紙業㈱
- 魚伊佐
- 山田 孝子
- 二葉四 福寿会
- 東亭
- 野秋 清
- 川瀬 次夫
- 上村 幸子
- 阿部 林野
- 森谷 壽美子
- 湯浅 陽子
- 青木印刷㈱
- 冨田 淡澄美
- 森谷 辰雄
- 井渕 良子
- 柴田 よし子
- ルーム・アート松井
- 藤本 義富
- (有)カテオン電子
- 岩下 正志
- 島田 一憲
- 成田 美和子
- (有)かね吉商店
- 芋根 玲子
- 高瀬 照男
- 笹本 三樹雄
- 吉田 吉末
- 神社連合会一同
- 金子 省太郎
- 小宮 進
- 礒 昭夫
- 石川 幸子
- 露天出店一同
- 太田 絹江
- 尾内 正行
- 川名青果店
- 大越 喜美枝
- 武藤 章
- 太田 昇
- 金子 文範
- 白田 和久 スミ子
御神酒
- (有)美の里ハウジング
- SMK㈱
- 石橋税理事務所
- 小林 政敏
- 吉田室内装飾店
- 魚和
- 遠藤米穀店
- 荏原不動産
- 平林 茂
- 幸田 興志郎
- 佐野 信勝
- つくばや
- 二葉四睦会
- 草柳洋
- 楳田洋服店
- 今井精米店
- ㈱菊田石油
- 豊町五丁目会
- 荏原消防団
- 荏原食堂
- そば処 大橋屋
- 伊勢元酒店
- 香村 智
- 岩本 幸也
- 菅野 百合子
果物・御菓子
- 金子 恒治
- 芦沢 学
- 石橋 良一
- 高梨 志佐子
- 昆 良子
- 芋根 良子
- 斎藤 恭子
- 斎藤 智子
- 斎藤 義信

十一月十五日は七五三の日です。
三歳の男女児、五歳の男児、七歳の女児に晴れ着を着せて、親子共々神社に参拝し恙なく成長したことを感謝いたしましょう。
古くは三歳を髪置、男児五歳を袴着、女児七歳を帯解の祝いと呼びました。これは日本の尊い伝統行事です。
七五三の受付は、いつでも行っております。
生命の言葉(十一月)
儀を見てせざるは
勇なきなり
孔子
正義のことと知りながら実行しないのは、その人に勇気がなく臆病だということ。
ときに人間は正しいことのために勇気を奮い立たせて行動しなければならない。
孔 子(こうし)紀元前五五一~四七九年
中国春秋時代の魯の思想家、儒教の祖、魯に仕えたが受け入れられず、諸国を遊説したのち門人の教育に専念「書経」「春秋」などを整理編集したといわれる。
各地区敬老クラブ境内清掃奉仕
毎月十日九時より各地区敬老クラブの方々による境内清掃奉仕が行われております。 九月は祭りのため丁寧に清掃をご奉仕なさって下さいました。
八月一日にご芳志なさった方々のご芳名
- 大川 照子様
- 藤森 悦子様
- 渋井 ミツ様
- 桜井テル子様
- 千葉 昭夫様
- 宮崎 重隆様
- 武田 京子様
- 内村 光子様
- 酒井レイ子様
- 平本イマ子様
十月十日にご芳志なさった方々のご芳名
- 立島 雄子様
- 小俣ヨシエ様
- 小嶋 君子様
- 岸 寿江様
- 千葉 昭夫様
- 小林 英子様
- 田母神英子様
- 竹内 雅子様
- 角木千鶴子様
平成22年度維持費のお願い
近々今年度天祖神社維持費のお願いにあがります。
どうぞよろしくご協力お願い申し上げます。
宮司
月 次 祭
毎月一日午前七時より、その月の氏子の皆様の家内安全を祈る月次祭を行っております。
当日は御神前にて宮司が祭儀を厳修し、参列者一同で「大祓詞」を奉唱し、玉串を捧げます。
式典後社務所において「朝粥」を食し歓談いたします。
九月一日に参列なさった方々のご芳名
- 草柳洋一様
- 森田元治様
- 矢羽直公様
- 金子省太郎様
- 柵木ヒサ様
- 高須みちよ様
- 井渕良子様
十月一日に参列なさった方々のご芳名
- 草柳洋一様
- 矢羽直公様
- 金子省太郎様
- 柵木ヒサ様
- 高須みちよ様
- 井渕良子様
家 庭 の ま つ り
神棚を設けて
神様をおまつりしましょう
朝早くおきて顔を洗い口をすすぎ、身も心も清めて神様を拝み一日の始めといたしましょう。 神々は、誠を持ち信仰ある人を必ずお守り下さり、祖先は見えざる力を添えてお助け下さいます。 これによって正しい人生を作り上げていくこしが出来るのです。
h3>訃報天祖神社氏子総代 高須祐次様には、病気療養中の処十月二十四日ご逝去なされました。茲に謹んで哀悼の意を表しご冥福をお祈り申し上げます。
高須様は、平素敬神の念厚く、氏子総代として永年にわたり神社の維持運営に多大なる貢献をなされました。
ここに生前のご厚誼に深謝し謹んでご通知申し上げます。
長所を見て褒めましょう
欠点は消えていく
人のよいところを認めていると、相手が立派に見えるばかりではなく、自分自身もまたすばらしくなる。