生命の言葉 令和二年 葉月 八月

人みなは 姿ちがへど
ひたごころ 戦(いくさ)なき世を
こひねがふなり


今上陛下  -平成九年歌会始お題「姿」

終戦75年目の夏
―平安の世を願う陛下の御心―

この御歌は、平成九年歌会始(皇太子時代)に詠まれた御歌です。阪神・淡路大地震の復興と平安が強く望まれた時代です。陛下は昨年五月一日、即位後朝見の儀のお言葉にも「象徴として国民の幸せと世界の平和を切に希望します」と語られました。同じく昨年の歌会始では、
「雲間よりさしたる光に導かれわれ登りゆく金峰の峰に」と、上皇陛下の後姿を「さしたる光」と御心を詠まれました。
この上皇陛下の後姿は、「国やすかれ民やすかれ」と祈り、「国の象徴」として被災地に寄り添い悲しみを分け合うお姿、激戦地の英霊に平和を誓う鎮魂の黙祷をするお姿であり、私たち多くの国民に深い感動を与えました。
昨年、践祚後の一般参賀では人々の寿ぎの声が皇居を埋め尽くし、平安絵巻さながらの即位礼では日本の古き伝統を心に残し、五穀豊穣と安寧を祈る大嘗祭は「国やすかれ 民やすかれ」の祈りの極致を現しました。今上陛下に受け継がれた「国民と共に歩む在り方」は戦後の疲弊と混乱の中で全国行幸を成し遂げられた昭和天皇のお心に繋がるものがあります。
昭和天皇の御製に、
「身はいかになるともいくさとどめけりただたふれゆく民をおもひて」と詠われた公正無私のお姿が今上陛下にも脈々と息づいています。


月次祭おついたち参り朝粥会に参列しましょう。

毎月1日(1月以外)午前7時斎行

参列者全員でお祓いの言葉を奏上して、清浄な心を持って日常生活に励み、精神向上を目指して、楽しく有意義な人生をおくりましょう。

※現在、式典後の朝粥会は自粛しております。