生命の言葉 令和五年 師走 十二月

人の行ふべきかぎりをば
行ふが人の道

本居 宣長(もとおりのりなが)

自分の出来ることを一生懸命にやる
報われる報われないは人の力の及ばないこと
このことを心得て大いなる事にあたるべし

『玉くしげ』

本居宣長

江戸時代の国学者・文献学者・医師。伊勢国(三重県)松坂の人。22歳で医学の修行のため京都へ遊学し儒学・古典等を修め国学の道に入ることを志す。
松坂に帰り診療所を開業、そのかたわら源氏物語、古事記など古典文学の注釈や漢字音文法などの国語学的研究にすぐれた業績を残した。
『玉くしげ』は古道に基づく政治原理をまとめ紀州藩主・徳川治貞に献上したもの。

神道知識への誘(いざな)ひ「歳神様」

年末になるとお家に松飾りを付けて鏡餅をお供えするのが日本の習慣です。
これは、お正月にお家に訪れる歳神様という神様をお迎えする為の準備です。
門松などの松飾りは神様が降りてくる時の目印、或いは降りてくる場所として、また鏡餅はお供え物として用意するものです。
縁起の良い献立が並ぶおせち料理も本来は神様と一緒に食べる料理であるといわれます。
今度のお正月には是非、お迎えした歳神様をおもてなす気持ちで、おせち料理を召し上がってみて下さい。


月次祭おついたち参り朝粥会に参列しましょう。

毎月1日(1月以外)午前7時斎行

参列者全員でお祓いの言葉を奏上して、清浄な心を持って日常生活に励み、精神向上を目指して、楽しく有意義な人生をおくりましょう。